倉敷医療生活協同組合 水島協同病院 オフィシャルサイト

水島協同病院 臨床指標


職員健康管理の指標

職員の健診受診率

職員の健診受診率
分子・分母

 分子:事業所健診の受診者数
 分母:健診対象職員数

指標の説明

 職域で実施される健康診断は労働安全衛生法によって定められており、職員の安全と健康を確保するために、対象となる全職員に実施することが義務づけられています。
 医療従事者は、各自の健康については自己管理を行うことが求められていて、特に直接患者さんと接する機会の多い職種では、定期的に健康診断を受けることが重要です。

考察

 2020年度の職員健診受診率は98.7%(受診528/535名)でした。昨年同様、育休・病欠・長期の外部研修者などを除く全員が受診しています。
 平日受診が難しい職種(医師)の対応や、休業明けの職員に対する受診漏れチェックを継続的に行い受診率向上につなげています。

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胃がん検診受診率

胃がん検診受診率
分子・分母

 分子:胃がん検診受診者数 208名
 分母:胃がん検診対象者数 315名

指標の説明

 胃がん健診対象は、協会けんぽに加入している35才以上の職員です。希望者にがん検診を実施しています。

考察

 2020年度の受診率は66.0%(208/315人)で、前年から4.3ポイント増加しました。しかし約3割の職員が受診していない状況が数年間続いています。検査時の負担感が強く、鎮静麻酔を希望する場合、当日車の運転ができない、休みをとらなくてはならないなどの理由で敬遠傾向にあると考えられます。内視鏡室と連携し胃がん検診の重要性を広報し、細径スコープによる経鼻内視鏡をすすめるなど、引き続き受診率を向上させる取り組みを継続したいと思います。

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大腸がん検診受診率

大腸がん検診受診率
分子・分母

 分子:大腸がん検診受診者数
 分母:大腸がん検診対象者数

指標の説明

 大腸がん検診対象は、協会けんぽに加入している35才以上の職員です。希望者にがん検診を実施しています。

考察

 2020年度の受診率は65.6%(205人/313人)と前年より1.9ポイント増加しました。気軽に受けられる検査として職員向けの健診ニュースで呼びかけていますが、7割の壁を越せません。引き続き受診をすすめていきます。

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乳がん検診受診率

乳がん検診受診率
分子・分母

 分子:乳がん検診受診者数
 分母:乳がん検診対象者数

指標の説明

 協会けんぽに加入している40歳以上の職員は2年に1度受けることができますが、倉敷市のはがきを利用すれば毎年受けることができます。

備考

 特に40歳以上の女性職員を対象に毎年の受診を勧めています。

考察

 マンモグラフィーと乳腺エコーのどちらかを選択することができます。
 2020年度の受診率は65.8%(154人/234人)と前年より4.5ポイント増加しています。2019年度の健保組合の変更により、協会けんぽ健診では40歳以上で偶数歳にマンモグラフィを受けることができますが、制度のわかりづらさから以前に比べ受診率が低くなりました。
 2020年度より乳がん検診の負担割合を事業所が一部負担し、2018年までと同様の自己負担額にし、職員用の健診枠を設定するなど受診率向上に努めました。乳がん検診を受けやすい環境作りと重要性をいっそう広報し、受診者数を増加させたいと思います。

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前立腺がん検診受診率

前立腺がん検診受診率
分子・分母

 分子:前立腺癌検診受診者数
 分母:前立腺癌検診対象者数

指標の説明

 50才以上の男性職員に勧めています。希望者は検診料金の負担が必要です。

考察

 2020年度の受診率は57.5%(受診者数15人/対象者数26人)と増加しました。2019年度に健保組合の変更により、協会けんぽ検診には前立腺癌検診が含まれず、また、料金が日生協健保に比べて550円から2200円と大幅に増額となった事から前年度は大幅に減少しました。2020年度は自己負担額を事業所が一部負担し1300円とし、50歳以上の男性職員に健診当日も受診勧奨したことで増加したと考えられます。前立腺がん検診の重要性をわかりやすく広報していきたいと思います。

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子宮がん検診受診率

子宮がん検診受診率
分子・分母

 分子:子宮がん検診受診者数
 分母:子宮がん検診対象者数

指標の説明

 協会けんぽに加入している20歳以上の職員は2年に1度受けることができますが、倉敷市のはがきを利用すれば毎年受けることができます。

備考

 20才以上の女性職員を対象に検診受診を勧めています。

考察

 2019年度の健保組合の変更により、協会けんぽに加入している20歳以上で偶数歳に受けることができますが、制度のわかりづらさから以前に比べ受診率が低くなっていました。
 2020年度は職員用の健診枠を設け、2018年までと同様、事業所が全額負担することで、受診率38.3%と前年より増加しましたが、2018年以前の健診率までは戻っていません。
 子宮がん検診に関するアンケートを実施した所、検診率は37.2%(138/371)(アンケート回収率77.7%)でした。2020年度も「子宮がん検診を受けますか」の問いには、54%が受けないと回答しています。受けない理由は、「他院で受けている」が24%、「昨年度受けたため」20%、「定期受診中」が12%、「その他」が45%となっています。「その他」の理由では、「まだ必要ないと思っている」、「自分の職場だと受けにくい」等の理由の他に、「対象年度でないためや倉敷市からのはがきが来ていない」等制度がわかりにくい点も明らかになり、がん検診を受けやすい環境を作り、子宮がん検診の重要性をいっそうわかりやすく広報していきたいと思います。

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職員のインフルエンザワクチン予防接種率

職員のインフルエンザワクチン予防接種率
分子・分母

 分子:予防接種職員数
 分母:在籍職員数

指標の説明

 免疫力の低下した患者が多い病院において、職員のインフルエンザワクチン予防接種の実施は、患者の安全を守るための重要な取り組みです。また、職員がインフルエンザに罹患し病欠が続くと、病院機能自体が低下し患者の安全が脅かされます。このような意味で、全職員がインフルエンザワクチンの予防接種を受けることが推奨されます。

考察

 2020年度の職員のインフルエンザワクチン予防接種は94.2%(511/542人)でした。毎年多くの職員が自らと家族の健康管理に加え、患者の安全管理を進めるという意識を持って予防接種を受けていると考えられます。
 接種時期の見極めは年々難しくなっていますが、適切な時期に予防接種を行うことで一定の効果があると考えられます。また、新型コロナウイルス感染症が流行し、職員の感染対策に対する意識も向上しており、自らの健康チェック・マスク着用・手指消毒の徹底により、今年度のインフルエンザ罹患者は例年に比べ少なかったことも報告されています。今後も全ての職員が接種することを目指し、接種推奨の取り組みを継続していきます。

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職員の非喫煙率

職員の非喫煙率
分子・分母

 分子:非喫煙者数
 分母:職員健診受診者数

指標の説明

 喫煙は、がんをはじめ脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患・慢性閉塞性肺疾患など呼吸器疾患や2型糖尿病、歯周病など多くの病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。
 禁煙外来の実施、敷地内禁煙、日常診療での禁煙指導など、医療機関は禁煙サポートにおける重要な役割を果たしています。医療従事者は、患者に指導する立場であることから、自覚を持って禁煙に取り組み、禁煙の推進に積極的に参加することが求められます。

考察

 2020年度の職員全体の非喫煙率は89.1%(474/532人)、女性は92.0%(349/378)、男性は79.1%(93/119)でした。
 昨年度と比較すると、男性の非喫煙率は低下し、女性は非喫煙率が上昇しました。
 2019年度の「国民健康栄養調査」によれば、わが国の非喫煙率は男性72.9%、女性92.4%となっており、男性は国民平均値を上回り、女性はほぼ同じでした。若い職員の煙草離れも要因として考えられます。医療者の禁煙は“must”と考えます。今後も喫煙者への対策、特に職員健診時の指導等を実施していきます。

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