医療連携の指標

①紹介率 ②逆紹介率

分子・分母
 分子:①紹介患者数+救急搬送患者数 ②逆紹介患者数
 分母:初診患者数
備考(除外項目等)
 ① 他医療機関からの紹介で受診した患者
 ② 他医療機関への紹介患者
指標の説明
 地域の医療機関の機能分化がすすむ中、最適な医療やケアを提供するため、サービス提供者の連携が求められています。紹介率・逆紹介率は、他の医療機関との連携の度合いを示す重要な指標です。紹介率は他の医療機関からの紹介で受診した患者(紹介患者+救急搬送患者)の割合を示し、逆紹介率は当院から他の医療機関に紹介した患者の割合を示します。
考察
 (2013年10月に診療所と病院外来が統合しており、集計方法が変わっています。そのため、2014年度の紹介率が下がっています。)
 2022年度の紹介率は、前年より2.8ポイント増加し、逆紹介率は1.4ポイント減少しました。紹介患者数、逆紹介患者数、救急搬入数、初診患者数は、ともに増加しています。なかでも、救急患者数の昨年比は151.9と際立っており、紹介率増加の要因の一つと考えます。
 2022年度も221年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況をみつつ、医療機関訪問を再開し、医療・介護連携学習会企画もオンラインにて2回実施しました。また、近隣医療機関からの医療連携訪問も複数回あり、紹介にあたっての情報交換を図ることができました。2023年1月からは地域包括ケア病棟を導入し、多方面からの紹介に対応しています。
 今後もオンライン企画の発信や訪問等行い、地域の介護・医療・福祉・保健等諸機関との連携を深め、地域とのつながり強化に取り組んでいきます。