充実した研修生活

山﨑完 医師
水島協同病院にて初期臨床研修修了
2009年度より当院にて内科後期研修中
水島協同病院に就職して早くも3年が経とうとしています。
私はもともと千葉県の出身ですが、学生時代に何度か岡山に遊びに来て 「暖かい気候」 と 「温かい人柄」 にふれ、岡山に来ることを決心しました。 そして、基礎や研究よりも臨床の第一線で仕事をしたいという思いもあり、 市中病院での研修を選択しました。
水島協同病院では、各科の指導医の先生方や同期の研修医の仲間にも恵まれ、 充実した研修生活を送りました。
2年目の夏には、地域研修で、とても穏やかな雰囲気の新見市の診療所で外来診療をしたり、 長距離移動の往診に行ったりと、新鮮な体験がたくさん待っていました。 また、診療が終わって、新見の山中で見た美しい星空も忘れることができません。
後半の選択科目では各科の研修と並行しながら、 マニアックだけど静かに全身のバランスを保っている腎臓に、ある種の憧れを感じ、 腎臓 ・透析科医としての道がスタートしました。
2年の研修が終わる頃には、外来・病棟回診・処置・検査・当直など業務も多忙になってきますが、 きっとやりがいを感じることができると思います。
初期研修の重要な課題は
山本勇気 医師
2007年 岡山大学卒
水島協同病院にて初期臨床研修修了
2009年度より当院にて内科後期研修中
皆さんは研修病院の選択に際しどのような視点をお持ちでしょうか。 症例数、指導医陣、待遇等々あると思います。 私自身は、病院選択の時に明確な基準があったわけではありませんが、 研修を終えて思うのは、初期研修2年間の重要な課題は、医学に関しての知識、 技術の習得と共に、それ以上に自分がどのような医者として、 どのような医療を提供し、どのような人生を歩むかといった選択をすることだと思います。
当院に他の研修病院と比べて特筆すべき優れた研修体制があるかといえば、 そうではありません。 当院で研修することの最も大きな意義は、 患者に寄り添う医療の実践を経験できることだと思います。 地域に根付いて医療を提供する指導医やスタッフの姿を見て、 医師として新たな選択肢が生まれることと思います。 (選択するかどうかは別の問題ですが。) 是非一度、研修見学でそれを感じていただきたいと思います。
昨今の医師不足体制の中、指導医達も病棟、外来業務に奔走する毎日ですが、 幸い当院では、ここ数年で卒後3~7年前後の中堅医師数が増加傾向で、 研修を改善、進歩させていこうという気風に満ちています。 皆さんの中から、将来一緒に研修を作り上げていく方がいることを願っています。
専門に進みたい人にも必要な学び
関敬之 医師
2008年 岡山大学卒
水島協同病院にて初期臨床研修修了
2010年度より岡山大学にて産婦人科後期研修
勤務時間外に入院患者さんと将棋を指す関研修医の様子。 病棟看護スタッフ曰く、 将棋をはじめてから患者さんの意欲や活気がもどってきたとのこと。 関研修医、さすがです☆
マッチングという制度が、就職する数年前から始まっていたが、 私が医学部の最終学年であった2007年においても、採用される側、採用する側ともに、 よく分からない制度であったように思う。 就職活動といっても、産婦人科志望なので、お産が多い病院に就職したほうが有利か、 などと漠然と考えて、そのような病院を第1志望にしていた。 水島協同病院は第2志望であったが、分娩を扱わなくなっており、就職した時は、 それはそれで内科を勉強すればよいと他人事のように客観視していた。
最初の外科の研修では、就職してすぐということもあり (希望して外科研修をあたまに持ってきた)、プレッシャーを感じていた。 何をやってよいのかわからない時もあったが、この間が無駄であったとは全く思っておらず、 ジワジワと対応を覚えていったと思う。
内科に移ってからは、いろいろな症例を経験できた。
また、人間が 「死ぬ」 ということが分かって良かったと思っている。
医学部で講義を受けると、様々な病気について、様々な治療法があり、 助かるということはわかるが、死ぬという事はわからない。 講義室で人は死なないから、当たり前であるが。
いろいろ治療を行っているが、状態が悪化して、おしっこが出なくなり、呼吸が浅くなり、 「死ぬ」 という事がわかったことは収穫であった。
また、救急外来での研修が収穫であった。 先輩の研修医や指導医について入り、2年目の6月からは外来当直を一人でやるようになった。
整形外科の先生に 「ああで、こうで、折れてるかもしれないけど・・・」 と要領を得ない電話をして、その先生が 「患者を診ないとわからない!!!」 と怒りながら助けに来てくれたこともあった。 他にもとにかくいろいろの人にお世話になった。
産婦人科外来研修も胎児の身体計測をやらせてもらったり、 子宮癌検診をさせてもらったりと充実していた。
水島協同病院は指導に熱心な面がある。 誰もがみな仲がよいという事もないが、理事長や院長など、トップの先生の性格が明るく、 他の先生やコメデイカルの人にも困ったらとにかく相談できる雰囲気があるので、 研修医として困る事は特になかった。 基本的には当院は地域で活躍できる内科医の育成を目標としている。 診療所医療を担えるプライマリケア医+自分の専門という考えである。
しかし、専門にすすみたい人にも当然初期研修でのプライマリな学びは必要であるし、 「地域で活躍する内科医」 を目指していない私も実りある研修ができたので、 興味のある人はとにかく来たら良いと思う。
また、いろいろな人が来るということなしに、目的だけを達成する事は不可能と考えている。
一年を振り返って
宮原大輔 医師
2009年 島根大学卒
2009年度より水島協同病院にて初期臨床研修中
当院の初期研修は、1ヶ月間の他職種研修から始まります。 病院内の色んな職種のスタッフの仕事を体験することで、顔を覚えてもらい、 病院の全体像をつかむことが出来ました。
5から8月までは内科研修。 指導医の畑野先生に教わりながら、医師の仕事、患者さんとの接し方、 スタッフとのコミュニケーションを学びました。 この4ヶ月間は自分にとって医師としての下地を作るとても大切な時期であり、 上級医、他職種のスタッフが優しく、時に厳しく導いてくれました。
9月から11月の麻酔科、外科研修では、気管内挿管、創処置、 縫合などの手技の取得を中心として、外科の基本的な考え方などを学びました。 「外科はフットワークが大切」 という小西先生は、医療の事に限らず、 社会人としての心構えなども親身になって指導してくれました。
12月からは再び内科研修を再開。 2月からは副直 (当直医と一緒に夜間救急外来当直を行う) も始まりました。 春には一人で当直が出来ることを目標にし、素早く適切な判断が求められる現場で、 責任の重さを感じながら悪戦苦闘しています。
少しずつ仕事の量も増えて忙しくなり、 勉強すべきこともとても追いつかないほど多いですが、 その分充実していると感じています。 自分が将来どんな道に進みたいのかまだ分からない状態ですが、 今は努力を惜しまず自分で出来ることを一つずつ増やしていこうと思っています。
ちなみに、病院での研修にも少し慣れ、最近では水泳という新しい趣味を見つけて、 暇があればプールに通っている今日この頃です。


